11月29日(金)
ここ約1ヶ月の間、メディアは毎日のように大学入試改革について報道し続けています。
引き金となったのは、英語の民間試験導入延期です。
しかし一部が延期になっただけで、大学入試改革自体が頓挫したわけではありません。
「思考力・判断力・表現力」を重視した入試改革は、これからも確実に広がりをみせるでしょう。
教員にとって、思考力・判断力・表現力を身につけさせる指導は、大きなテーマです。
担当の教科・科目を超えて研修しなければなりません。
本日午後、本校食堂において、教員対象の「思考力指導講座」が行われました。
講師は、株式会社Z会ソリューションズの及川頼子氏です。
この講座は、元来本校の校内研修会として企画したものですが、他校にも参加案内したところ30名近くの国公私立学校の教員がご参加くださいました。
教育現場での関心の高さがうかがえます。
講座では、Z会における小論文添削の概要、初学者向けの助言などの講義の後、参加者による生徒小論文の添削演習と各グループによるワークショップを行いました。
つづいて、添削のプロセス、評価基準の解説です。
演習で添削した小論文を実際にどのように添削していったか、わかりやすく説明してくれました。
さらにまとめとして、小論文指導のあり方と計画的指導について、実際の入試問題を例に挙げながら提言いただきました。
参加者は、小論文添削の実際や大学入試問題の傾向を理解しながら、現場実践のヒントを得たのではないかと思います。
講師の先生、参加された先生方、大変お疲れさまでした。